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医者こそ政治経済を学び、政治家に成るべき


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 人生百年時代に求められるのは、強い健康だ。<天文学>では重力・電磁力・強い力・弱い力があるが、現状の健康は弱い健康の概念である。


その弱い健康とは、憲法第二十五条生存権の各種判例でも指し示されている通り、非常にレベルが低いと言わざるを得ない。世界最古の国家である日本の「健康で文化的な最低限度の生活」は、この程度なのであろうか?


世界で最も古い、最も長く続いている国家・日本は、世界で最も長く平和な国家を維持し続けている


その様な国家の最低限度の生活、及び健康は世界をリードする必要があるだろう。経済としても明治時代から先進国なのだから(当時のGNPは大英帝国以上とも)、それなりの高い生産性を誇れる最低限度の生活を中央政府及び地方政府は実現すべきである。




「強い健康」の政策実現に必要な医者

 リンダ・グラットン(英ロンドン・ビジネス・スクールの管理経営学)教授の「ライフシフト」が提示した様に、六十歳定年の時代は既に終わっている。であるから、六十代を過ぎても高い生産性を誇れる最低限の生活を各政府は国民へ提供し、弱い健康(病気・介護を回避するだけ)から強い健康(シニアが最高の生産性)を実現できる体制を整えるべきである。シニアが三分の一もいる超高齢社会の日本だからできる事だ。


そこで必要なのが医者である。


<医学>は実に多岐に亘る。外科や内科、脳神経、小児、歯科等と、その道の優秀なプロフェッショナルが日本には沢山いる。では、彼らの医療は政治的にバックアップされているか?日本医療は強化されているか?


答えは否である。



医学を反映してない政治

 例えば、日本の歯科技工士は世界的にトップクラスの技術を持ち合わせていながら、誰もが驚く程の低賃金、そして低料金だ(入れ歯・デンターズ)。現場の看護師や栄養士等も総じて低賃金だ。何よりも彼らにはリスキリング・リカレント教育をする(知識をバージョンアップする)時間が無い。


医療に携わる者を医師を含め、医者と呼ぶ。


詰まり、臨床現場を知る医者達の最適解・打開策が政治へ反映されてない。故に、中央政府(国会)と地方政府(都道府県・市区町村の議会首長)にて医者達が政治家として法律・条令を調整をすべきである。




医者でさえも不健康の事実

 目的はシニアを始めとする強い健康だ。最早、若者は疎か子ども達までも「低栄養」からのアレルギー発症・精神疾患を患ってしまっている。心・体を度外視した経済成長を求め過ぎた結果だ。


人生六十年時代までならば、一気通貫で良かったかも知れないが、人生百年時代と四十年も延びた以上、弱い健康だけで成り立たないのは、国家予算の歳出『社会保障関係費』の割合、及び伸び率(特に「医療費」)を視れば明らかである。


依って、強い健康へ国家政策を転換する必要がある。その為に、重力に抗えながら働き続ける足腰や電磁力(AI・ロボ等)を活用した生産性向上を図るべきだ。


その大本が医者が議員に成る事である。



タバコなんぞより『超加工食品』の徹底規制が最優先

 医学的見地から政治経済を論じ、人生六十年時代の各種法令(判例を含む)をブラッシュアップする。日本の全国民が一生、強い健康を享受できる様に、中央政府と地方政府に満遍なく医者(看護師や栄養士等も含む)が立候補する。


各医者は、<経済学>又は<経営学>の見地より、医療を強化すれば国民の生産性が上がる理由を選挙でプレゼンする。こういった勉強をすべきだ。


例えば、「タバコ」は体に悪いが、「排気ガス」と「超加工食品(化学調味料)」を並べた場合、対処すべき優先順位は政治的にどうなるか?まともな医者なら、以下の順番となるだろう。


  1. 超加工食品⇒低栄養、生活習慣病、胃腸系のがん、サルコペニア、精神疾患、アレルギー(子ども・大人)等

  2. 排気ガス⇒肺がん、脳の萎縮・大、精神疾患、アレルギー等

  3. タバコ⇒肺がん、脳の萎縮・小


毎朝毎晩、子どもも摂取し続けているのは超加工食品である。毎日、通勤・通学で吸っているのが排気ガスである(都市部)。タバコの副流煙なぞ、滅多に子どもも大人も吸わない。


タバコは様々な規制の結果、滅多に副流煙を吸わない環境となった。ならば、最悪の超加工食品を徹底的に政治が規制すべきだろう。人生百年時代、この点に反論する医者はいるのだろうか?反論するのは、金に塗れて国民の健康を顧みない経営者・株主達だけだ。



金より健康である。

金より命である。


命あれば金を稼ぐチャンスは出てくる。

健康であれば、安定的に金を稼げる。

強い健康であれば、生産性高く、多くの金を稼ぎ続ける事ができる。


令和時代の医者こそ、政治経済を学び、全国民を幸せにする新たな立法をすべきである。

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