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女子が学ぶべき教養と実学|書籍「人は本に育てられる/坂東眞理子」


人は本に育てられる (幻冬舎新書 738)
人は本に育てられる (幻冬舎新書 738)

 今、読み進めている本が「人は本に育てられる/坂東眞理子」。著者は、昭和女子大の総長を務めている。


いわゆる偉い人だ。今年で満七十九歳。日本初の女性トップとなった高市早苗 総理が六十四歳なので、眞理子総長は十五歳上となる。


傘寿を目の前にした眞理子総長は、東大の文学部卒(文学士)。新著は、以下から始まる。


私は「体は食べ物と運動で作られる、心と頭は本と仕事で育てられる」という言葉に同感しています。

その通りだ。多くの本を幼少期から読んできた眞理子総長は、随所で子ども達と女子達へ何の本を読んだ方が良いのかを説いている。それは実学だ。眞理子総長が挙げるのは、「社会科学系(政治・法律・経済)」と「理系」。



眞理子総長のキャリア


  • 大卒後に「総理府(現・内閣府)」へ入府

  • 内閣総理大臣 官房参事官

  • 男女共同参画 室長

  • 埼玉県 副知事

  • 内閣府 初代・男女共同参画 局長

  • 昭和女子大 教授・学長・理事長


日本の若き女子達は、眞理子総長の本を読むべきであろう。


私、金剛は、このHPなどで美容健康という身体を中心に人生百年時代の科学を提供している。まさに「体は食べ物と運動で作られる」。そして「本と仕事で育てられる」。


仕事は女子でも、ある程度はしているだろう。

では本は読んでいるだろうか?



本を読まないから病む

 もし貴女が本を読んでいなければ、仕事で貴女の心と頭は育てられていることになる。これは「うつ(精神的ストレス)」の原因の一つだ。


最初の仕事はあくまでも、お金を得るための手段。高所得になり、資産を形成し始めてから、少しずつ社会貢献の仕事へ移る。それまでは、使用者(雇用主≒社長)または株主の利益のために働くのが普通だ。


本を読んでなければ、この使用人(雇用者≒従業員)として貴女の心と頭は育てられる。これでは病んで当たり前だ。これは「唯物論」といって、「日々の金(糧)を稼ぐだけのために生きている」という共産主義の奴隷的な人生だ。




本を読むと別人に成れる

 だが、本を読んでいれば、自身の生産性を上げることも可能であり、共産主義の奴隷的な立場(安い労働賃金で、肉体を引き換えに、ずっと働かせられる状態)から資本主義へ脱却することも可能である。


但し、これは眞理子総長の言うところの実学を学んだ場合だ。IT・AI、簿記・会計なども含まれる。


もし今まで本を読んでいなかったのならば、これから本を読むことで、新たな貴女の心と頭が育てられる。結論、別人に成れる。



知識があるから文明人と成れる

 生まれ落ちた赤子は動物そのもの。だが人間社会の教育の中で言語や社会の仕組みを理解し、文明人の大人へと成長していく。何の知識も幼児へ与えなければ、言語は話せない。


日本では十八歳~二十四歳を軸に大部分の教育が終わる。ここで「本を読まない(学習しない)」という選択を人生百年時代に行えば、後は仕事だけで貴女の心と頭は育っていく。たいていはマイナス(負)の方へ育っていく。


実学レベルも一生低いままだ。その実例は既に多数いる。「しらけ世代(主に六十代)」から上の女性達だ。専業主婦(家事手伝い)で生きてきたので、実学は無いに等しく、収入の手立てをまるで持っていない。本を読んでなければ、高い確率で貴女もそうなる。



本を読みなさい。

 まったく本を読んだことが無いのであれば、昭和女子大の眞理子総長が直接書いた、「人は本に育てられる」を読みなさい。本書では、眞理子総長が読んできた本のラインナップが随所に並んでいる。


だからAmazonなどでレビューを見ながら、選べる。


昭和女子大の偏差値は四十二~五十三。同程度の大学には、武蔵野大・東京経済大・立正大などがある。本書は若い女子が読むのが前提でもあるので、大学トップの者の本としては、相当に本書は読みやすいだろう。


その後に、眞理子総長の「女性の品格」を読みなさい。


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