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スマホ前後で「認知ノイズ」は一万倍以上に|情報物理学

10 分前
読了時間: 8分

脳内のエントロピー増大(=老化)
脳内のエントロピー増大(=老化)

 情報物理学(Information Physics)における「ノイズ (Ω)」を、「個人の意識・情報処理系に日常的に流れ込み、有効な意思決定やエントロピー低下(意味抽出)に寄与しない不要情報・ランダム入力の総量(ビット数/日)」として定義した場合、スマホ以前(1990年代~2000年代初頭)とスマホ以後(現代)の倍率は概算で「1,000倍~10,000倍(10^3 ~ 10^4倍)」程度に増大していると試算できる。

   

この概算の根拠を、情報量(ビット)と人間側の情報処理閾値(認知キャパシティ)の2つの視点から構造的に整理する。



   

1. 物理的な情報流入量(環境入力 Ω env)の比較

 スマホ以前と以後では、人間が接する日常の情報空間の密度が根本的に異なる。   


指標

スマホ以前(~2000年代初頭)

スマホ以後(現在)

増加倍率

主な情報チャネル

テレビ、新聞、書籍、固定PC、会話

常時接続スマホ(SNS、通知、動画、アルゴリズム推薦)

—

平均接触時間

約3~4時間/日

約7~10時間/日(マルチタスク含む)

2~3倍

情報流速(ビット/秒)

テキスト・音声中心(数kbpsレベル)

高解像度画像・縦型動画(数Mbps~数十分の1Mbps)

100~1,000倍

受動的シグナル(通知・刺激)

郵便、固定電話、TVCM(1日数十件)

推奨アルゴリズム、プッシュ通知、タイムライン(1日数百~数千件)

100倍



環境から感覚器を通して脳に入力される物理的な情報総量(エントロピー)で計算すると、動画ストリーミングや高頻度の視覚的切り替え(マイクロコンテンツ)の普及により、物理入力値としてはすでに約10^3 ~10^4倍に達している。


  

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